der Blaue Reiter

Gallery silencio支配人ブログ。個人ブログも兼ねているため、立ち位置のよくわからないブログとなる予定

先代と二代目との関係

こんにちは。

本日は朝から霊峰白山が見えるほどの晴天。

しかし昼から一気に雨雲に覆われ、今は雨が降ってるという独特の天気。そして、洗濯物をベランダに干しっぱなしなことにも気づきました 涙

 

 

さて、僕は世間一般で言う二代目という事になります。

後ろに J.Soul なんちゃらって付いてたらカッコいいんでしょうけどね。残念ながらそれほどいいポジションではありません。

 

ボンボンで何の苦労もなく社長に就任しちゃうため、社員は勿論、お客様や取引先、同業の創業者の皆様からも軽視されるという、いわゆるアレです。

 

 

2代目の心構えとしてはまず、

 

①会社を潰さないこと

②継続しつつ繁栄も目指さなければならない

 

大まかにはこの2つが大事で、その為にどういう道筋を立てていくのか。それが2代目の最初の仕事かと思います。

 

ですが。

 

僕はその二点、実は意識したこともない笑

 

だって、そんな見るからに息苦しそうな十字架みたいなもの背負ったつもりもないし、大体、二代目に対してよく使われる「○○しなければいけない」「○○してはいけない」という定言命法的な圧力は、二代目社長の皆様から自由を奪っていることにほかなりません。

 

そんな重苦しいものに捉われることなく、ひとつひとつの目の前にある仕事とお客様に対して全力で自分の技術を提供していくことしかできないので、今後もそのスタンスを変えることはないと思いますし、潰す潰さないは社会の判断に従います。

 

 

◾2代目しか経験できないこと

「会社を大きくしたい、事務所を建てたいから仕事を手伝ってほしい」

 

と親父から言われたのが23の時。

24で東京から金沢に戻りました。

勿論、野心もあったし野望もありました。

 

でも最初は苦労しました。

最先端でバリバリやっていたのが、田舎に戻って地域特有の仕事の進め方や在り方みたいなものが存在し、それにずっと馴染めなかった。業種、職種も同じなのに全く違う仕事のようでした。

 

 

 

ところで、東京から戻った当時、初対面であろうおっさん連中からたまに言われたのが

 

「あんたが支配人さんのドラ息子か。親父の言うこと聞かなあかんぞ」

 

というセリフ。

 思い付きか、はたまた思慮を巡らせた上なのか。

どちらにせよ失礼極まりない物言いです。

 

 二代目の皆様の中には、同じような経験のある方も多いと思います。

僕はその人を知らないのだけど、先方は情報も収集し僕の事を認識しているという構図。アレ、めんどくさいですよね笑

 

「余計なお世話やわ」

「初めて会う人にはまず挨拶からって幼稚園で習わんかったか?やりなおしてこいや」

 

どれだけ人生の先輩であろうと、無礼には無礼で返してました。

まぁ、若気の至りにつきますよね、僕の対応は。

若造が何を偉そうにと思われてたでしょうが、こんな僕の中にも倫理観みたいなものがあるんです。

 

 

そして二代目の皆様最大の悩ましいトコが、「親が上司」という事実ではないでしょうか。中々割り切れないし、こちらが割り切って仕事をしていても親の部分を出してきたりとか、うまくいかないことの方が多いです。

 

金沢は狭い田舎町なので、同業の噂はすぐに広がります。

(余談ですが、支配人の息子が社長になった途端に変なことを始めた〈彼らにとってはギャラリーのこと〉という事も勿論広まっています。話していてもニュアンスや仕草で手に取るようにわかりますわ)

 

 

以前、とある現場で僕の仕事をずっと見ていた方がいました。

それこそ本当にずーーーっと見てるので、不愉快になってきて「何か用ですか?」と聞きました。そうしたら、

 

「おたく支配人さんの息子さんやろ。顔そっくりや。仕事ぶりも噂通りやわ。お願いしたい現場あるんやけど」

 

って。

怖っ((;゚Д゚)

 

まぁ、顔や声はよく言われるのでいいとしても、仕事ぶりまでとは。。。

僕は悪口や噂話というモンが好きではないので自分からもしないし、そういった類の話を聞いても「ふーん」位にしか思いません。言うのも聞くのも好きでない。

 

その後色々話して仕事を受けることにしたのですが、その時にこう言われました。

「お父さんと仲良くしなダメやぞ」

 

ぁぁあああああヾ(*`Д´*)ノ"彡☆

 

初対面なのにほんっと余計なお世話 笑

 

 

 

 

とまぁ、そういうことが何回かあったんですね。

 

個人的には親子で仕事してたら仲良くなる訳がない。顔なんか見たくないですもん。

でもそれは、親子愛とは別次元の話であって、それが内外ともに仕事に絡んでくるのが二代目のもどかしい部分でもあります。

また、僕たちに愛情を持ってそう言ってきてくれる方ならいいのですが、僕たちの事を快く思っていない連中(これが結構な数居る模様w)はニヤニヤしながら言ってきますからね。

昔だったら箱詰めにしてやるとこですが。

 

今はそういった連中に対して、僕はこう言います。

 

「親子で仕事してたら仲よくなんて無理です。でも職人としてのベストは親父です。その親父が作った会社に居れて幸せですよ」

 

と。

それを聞いた連中は必ず「え?汗」って表情をして、自分の浅はかさに気付く模様です。

 

ざまーみろ

 

 

 

 

でもそれ、嘘だと思われるかもですが本音なんです。

 

東京時代や他地域への応援、JVを組んだとき、竣工後にこっそり見にいく他人の仕事。

腐るほど色んな職人さんの仕事や対応、立ち振る舞いを見てきました。

その中で親父が一番とは言いません。でも、トータル的に職人としてのベストは俺の親父です。断言します。親父がベストです。

 

 

親父の凄いところは、技術的にも半端ないのですが(普段は隠してた)一度やると決めたら赤字になっても全力で仕事を仕上げるところ。

常に「どうやったらお客さん喜んでくれるかなぁ」と言いながら仕事していたのが思い出されます。レベルは、親父には届かないかもしれないけど、その仕事へのスタンスは僕の中にも受け継がれています。

 

僕たちが仲が良くないという噂を聞いて面白おかしく祭り上げる連中、僕を引き抜こうとしてオファーしてくる連中、腕は認めてるけど会社組織の部分で見下してる連中。

 

まぁ、色んな方たちがいらっしゃいますけど、ハッキリ言えるのは、僕が隣の芝生が蒼く見えたことはただの一度もないということ。

 

だって最高がすぐ傍にいるのだから他がよく見えるわけがない。

 

 

 

ただ。

社長としてはダメですわ笑

お袋も同じくありえない笑

 

ぼくは条件付きで社長を引き受けました。先日も書きましたが、とんでもない置き土産があり、今はしんどい思いをさせてます。というか、暫くしてもらいます。

自分たちで撒いた種だし、好き放題やってきたんだから当たり前。

 

 

でも、世界中で僕を守ってくれる人は親父とお袋の二人だけしかいません。

その逆もしかりで、あの二人を守れるのも僕しかいないわけです。

 

まだ少し余波が残っていますが、問題は解決したのでホッとしてくれていると思います。そして近い将来。ほんとの意味ですぐ先。今、不安な気持ちでいると思いますが、それを取り除くことができるように日々頑張っています。

 

 

 

ま、言うても。

半年以上、喋ってないけどね笑

 

 

 

 

ではまた