こんにちは。
今回のご紹介は、ショルダーバッグのJack(ジャック)です。
【Feuerwear Jack (Red)】
サイズは、高さ30cm 、横24cm 、奥行(横マチ)9cm。数字は全て外寸です。
◾サイズ感と外形
フォイヤーウェアのショルダーバッグには4つのサイズがあります。
【左から、ラリー、カール、ジャック、ウォルター】
ショルダーバッグのラインナップは、ラリーからジャックまでは幅、横マチが同サイズですが高さがそれぞれ違います。
使う方に合わせた大きさを取り揃えており、ジャックは高さが最大、横幅は2番目に大きいサイズの作品となります。
縦に長くなる分、かぶせも長くなるためラリーやカールほどの手軽さはありません。
その2つが日常使いなアイテムなのだとしたら、ジャックは「日常使い+お出掛け使い」という使い勝手でしょうか。
羽織ってた洋服、ペットボトル、コンパクトカメラ、小物ならば買い物の商品を入れてもなお収納できます。
僕は、手軽に女性が持てるショルダーバッグはカールまでと思っていました。
【モデル身長163cm】
彼女を見てその考えが変わりましたね。
このモデルさんには色々と教えられました。
撮影したときの裏話をここで少し。
撮影に使う作品は、モデルさんの意見も取り入れながら二人で選ぶのですが、彼女が最初に選んだのがこの赤のジャックです。
それはもう一直線に「コレ!!」という感じで。
すごく意外だったので理由を尋ねると、
単純にカッコいいしショルダーバッグの中ではバランスが一番可愛い
とのこと。使い古した老人のような表情を見せるホースの存在感も他の鞄では見ることのない魅力でとても素敵だとおっしゃってました。
モノを入れてみた公式画像です。
こちらに関しては、作品の深さとモノの関係が伝わりにくいので、再度僕の方で撮影し直してみますね。
玉縁に防水性の高いターポリンを使用し作品のフォルムを形成しています。フォイヤーウェアの作品はその殆どが同様の仕様となります。
正面から見て左側面(横マチ)です。
ラリーの側面生地はターポリンを使用しており、ショルダーベルトを縫い込んでいます。
アジャスターにてベルトの長さを調整します。
正面から見て右側面(横マチ)です。
ショルダーベルトには小判カンがついています。
ショルダーベルトの素材は「何らかの理由で使用されなかったドイツ車の新品シートベルト」です。どの車種に使われる予定だったシートベルトなのだろうと想像してしまいますね。
フォイヤーウェアは、ホースというマテリアルをアップサイクルした作品を世に送り出しています。
その魅力が一番ストレートに伝わるのが、ショルダーバッグのラインナップであり、このジャックです。そのフォルムはもはや芸術的なオーラを放っています。
バッグ本体を構成する「かぶせ」「胴」「底マチ」全てが一本のホースから成り立っています。
ホースナンバーを示す印字
火災現場で使われた証である火の粉の跡。
擦り傷
汚れ
消防士の皆さんは、実火災や訓練等で使用したホースは、必ず洗いを入れた後、干して乾燥させます。
それらの所作が全て詰まっているダイナミックな作品がこのジャックなのです。
◾鞄の内部
かぶせを開いた胴前の部分。
かぶせと胴前の固定はマジックテープとなります。
かぶせを開くとすぐに内寸で深さ約17センチのファスナーつきポケットが出てくるので、すぐに取出したいモノを入れるのに便利だと思います。
胴前のファスナー付きポケットはターポリンをホースに縫い付けているため、ポケット内部はそれぞれ違いを楽しむことができる部分もフォイヤーウェア作品の特徴です。
かぶせがあるのでそれほど問題ではないですが、ポケットの袋もターポリンで出来ていますので、ファスナーからの染み込み以外の水の侵入はありません。
フォイヤーウェアの鞄には大体付いてくるキーストラップ。そのほとんどが胴前裏側の上部に縫い付けられており、乱雑になりがちな鞄からスマートに鍵を取り出すことができます。
コンパートメント。
内部はホースそのままとし、基本、内袋はありません。
後でご紹介しますが、ブラックの作品のメインコンパートメントはホース表面の白となります。
胴後裏側のポケットは、横幅分に収納でき、内寸深さは約28センチとなるので、ある程度高さがあるアイテムを収納するのに適しています。
◾カラーによる違い
他のショルダーバッグ作品と同じく、作品の内部も若干違ってくるのが特徴となります。
赤色と白色のかぶせ裏や胴裏はホースの裏側である合成ゴム。
黒色の内部は全てホース表面の白色。印字がある場合は、鞄を開いた時にもそれが楽しめます。
【モデル身長163センチ】
先のスタイリング画像よりベルトの長さを調整してみました。
鞄をアイコンとしてスタイリングするのも楽しみな作品です。
次回はショルダーバッグ『Walter』をご紹介いたします。
ではまた。