der Blaue Reiter

Gallery silencio支配人ブログ。個人ブログも兼ねているため、立ち位置のよくわからないブログとなる予定

ホースが「Feuerwear」に生まれ変わる瞬間

こんにちは。
昨日はブログ更新しませんでした。

(というか、忘れてました)


衝撃的すぎる出来事が一昨日判明しまして、昨日はそれに対して興奮覚めやらずに何も手につきませんでした笑
その事は明日書きます。

 


さて。

少し前のブログで、フォイヤーウェアのマテリアルについて書きました。
今回は、そのつづきを少しと、消防ホースが作品に生まれ変わるまでを書きたいと思います。

 

人命を守る

建物を守る

街の歴史を守る


その使命を全うしたホースは、産業廃棄物になります。厳しい耐圧試験に合格しなかったものもそれに含まれます。

 

ホースの平均使用期間は8年から12年。
長さは15mから20mあり、製造メーカーや経年数によって色や表情が異なる他、ホースには街の名やロット番号などが印字されており、同じ物が二つとない世界で一つのマテリアルとなります。

 

ドイツのホースは、圧力60バールまで耐えうる耐久性に優れた素材。(車のタイヤは2〜3バール)
防水性にも優れており熱にも強い素材です。

 

表面の素材はポリエステル。画像の作品のように、ホース表面をポリウレタンでコーティングされている素材もあります。

 


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圧力に耐え、更には水漏れも防ぐためにホース内側には合成ゴムを使用。

 


過去3年間に製品として生まれ変わったホースの量は約100,000m、重さにして約50トン!

それだけのゴミを削減することができてるのですから、フォイヤーウェアの活動は素晴らしいですよね、本当に。

 

 


フォイヤーウェアは、ドイツ国内98の消防署から、産業廃棄物として扱っていたホースを提供してもらっています。


消防署にフォイヤーウェアのGitterboxを設置し、破棄するホースはこの中に入れられフォイヤーウェアが引き取りに行く、という流れです。

 


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当然ながら、その全てのホースが使用できるわけではなく、厚さと幅によって製品加工できるホースを選別し、一本、一本スタッフがクオリティや色落ちしないかチェック。
また、この強いホースを裁断するために、特殊なカッティング機械を使用。

 


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(画像は思いっきり普通のハサミですね笑)

 

その後は、工業用洗濯機でホースを洗浄する工程に入りますが、水を含んだ重いホースは脱水時に洗濯機のバランスを崩してしまうので、地面にコンクリートの囲いを埋め込みその上に洗濯機を設置、固定するという涙ぐましい努力があります。

 


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洗濯後は、何と一度に275mもの長さを乾燥できるツールに引っ掛ける干すのだとか。

 

フォイヤーウェアの工場では、それらの工程を終えたホースが綺麗に選別され並べられており、前記した印字などのバランスを見ながら一つ一つ職人さんの手で作品に生まれ変わります。

 


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今回はここまで。

 

 

ではまた。